広島大学大学院 先進理工系科学研究科
社会基盤環境工学プログラム
土木構造工学研究室 半井研究室

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私たちの研究グループでは,「協働とハードワークでコンクリート研究の新旧両道を極める」を合言葉に,「コンクリート研究の王道を極めるとともに,材料・構造・地盤・原子力などの既存の学問体系を超越した革新的な研究により,社会インフラの改善に貢献すること」を研究の目標,「激動の21世紀において,自らの技術力で課題を解決し,社会や地域に貢献できる人材を,研究活動を通じて育成すること」を教育の目標として活動しています.

高校生の皆さんへ

半井教授は,主に,道路や鉄道を構成する橋やトンネルなどの社会基盤施設(インフラ)に使用されるコンクリート構造物などに関する研究を行っています.分野は工学の中にある「土木工学」で,建築と同じ建設分野ですが,対象が異なります.

研究室に加わるには,まず広島大学の工学部第四類に入学してください.大学2年生になるときにプログラム分けがありますので,社会基盤環境工学プログラムに進学してください(第四類には,別に,建物を扱う建築プログラムがあります).さらに大学4年生になるときに研究室配属がありますので,土木構造工学研究室を選んでください.研究室を卒業後の学生は,インフラを建設するための建設会社や設計を行う建設コンサルタント,計画や管理を行うJRやNEXCO,地方自治体などに就職しています.

高校への出前授業,大学訪問などで半井教授が講義や講演を行うことがあります.高校生の科学研究への助言をオンラインで実施したこともあります.興味があれば研究室に連絡してみてください.

他大学・高専生の皆さんへ

半井教授の研究室に加わるには,まずは大学院進学をお勧めします.先進理工系科学研究科の入学試験を受け,社会基盤環境工学プログラムに入学してください.入試の詳細は大学のホームページからご確認ください.志願時に希望指導教員を記載することとなりますので,必ず事前にご連絡ください.あらかじめ研究室訪問にお越しいただき,研究室の様子をよく理解されるとよいと思います.なお,訪問や事前面談は入試の判定には一切影響しません.

半井研究室では,構造系の土木構造工学研究室・インフラマネジメント研究室と合同ゼミのほか,半井研究室としてのゼミ(月に1回程度),数名で構成される研究グループごとのゼミ(2週に1回程度),個別指導(随時)によって研究指導を行っています.年度初めには研究の基本を学ぶための特別ゼミやミニ実験,ミニ発表会を開始し,意味のある研究を正しくできるように指導しています.また,留学生や外国人教員も多くいることから研究室ゼミでは原則として英語を使用していますが,あくまでもコミュニケーションのツールとして考えています.留学生とグループで行う作業も多いため,最初は英語が苦手だった学生もすぐに慣れるようです.

なお,広島大学工学部の編入学試験によって広島大学の3年生になることでも,半井研究室に加わることが可能です.高専生は,まずは高専の先生(特にコンクリートがご専門の先生)に相談されるとよいと思います.

広島大学社会基盤環境工学プログラムの皆さんへ

研究室配属では,ぜひ半井教授の土木構造工学研究室(構造研)を選んで,一緒に研究を行いましょう.構造材料研究室(材研)と名前が似ていますが,間違えてはいけません.ややこしいことにどちらの研究室でもコンクリートを扱っていますが,材研では材料科学を中心に研究をされていると思います.一方の構造研では,コンクリート材料の研究も行っていますが,鉄筋コンクリート試験体を作製した構造実験などのコンクリート構造に関する研究も多く行っています(かつては材研で行っていた構造研究を半井グループで引継ぎました).また,地盤改良の研究としては地盤工学研究室(地盤研)とも重なるところがありますが,構造研ではセメント改良に特化し,セメント化学やコンクリート工学からの視点から研究をしています.ただ,材研とは実験室が共用で,多くの作業を協力して行っていますし,地盤研に実験協力をいただくことも多くあります.

社会人の皆さんへ

半井教授の研究室では,共同研究,受託研究,奨学寄附金,社会人博士の受入れを積極的に行っております.社会人博士については,教育方法の特例(大学院設置基準14条)を適用することで,現在のご勤務を継続いただきながら博士課程で学ぶことが可能です.これまでには,東京での勤務を継続しながら3年未満で早期修了(博士号取得)をした社会人博士の実績もあります.ご興味がある方はお気軽にご相談ください.